最も必要なことはDX!製造業従事者の40%以上の理想の働き方はリモートワーク

新型コロナウイルスの影響で働き方が多様化する中、製造業においてもリモートワークの導入が求められています。
しかし、キャディ株式会社が実施した製造業従事者の働き方に関する調査によると、現在の働き方と理想の働き方に大きなギャップが存在することが明らかになりました。本記事では、その調査の詳細をご紹介していきます!


 

製造業では73%が毎日出社!フルリモートは3%

製造業従事者の73.7%が毎日出社しており、ハイブリッドワークは22.6%、フルリモートは3.7%に留まります。約半数の従事者は毎日出社することが理想と答えた一方で、リモートワークを希望する従事者も少なくありません。

 

出社の必要性ってある?

現在の企業では、毎日出社が必須とされる割合が61.1%と高く、週の半数出社が12.2%、週に1、2日の出社が10.8%です。

出社の理由としては、出社必須であることが66.3%、情報セキュリティや現場作業のための物理的な制約が33.5%、チームのコミュニケーションを容易にするためが14.4%となっています。

 

理想の働き方

成果を最大化するための理想の働き方として、48.7%が毎日出社を、34.6%がハイブリッドワークを、7.3%がフルリモートを望んでいます。

リモートワークを希望する割合が41.9%に達していることから、リモートワークに対する期待が高いことがわかります。

 

 

リモートワーク環境の整備

リモートワークを実施しやすい環境整備に最も重要な要素として、23.6%がデジタルツールの活用(DX)を挙げています。

次いで、経営陣の意識改革が19.1%、ルール整備が11.6%です。これらの要素は、リモートワークの普及を支えるために必要不可欠な要素となっています。

 

企業の競争力への影響

リモートワークが可能になることで、企業の競争力にどのような影響があるかについても調査が行われました。

32.8%が離職率が下がると考え、35.0%が採用力が上がると回答しています。これらの結果から、リモートワークの導入が企業にとって有益であることが示されています。

 

必要な施策

働き方の環境整備以外で必要な施策として、43.0%が人手不足の解消・充足を挙げています。

次いで、37.3%がDXによる生産性向上、25.5%がAI活用による標準化・生産性向上と回答しています。製造業では、慢性的な人手不足が課題となっており、DXやAIの導入が求められています。

 

まとめ

キャディ株式会社の調査から、製造業従事者の働き方には大きなギャップが存在することが明らかになりました。
リモートワークの導入が進むことで、離職率の低下や採用力の向上が期待されます。リモートワークを実現するためには、デジタルツールの活用や経営陣の意識改革が必要です。また、人手不足の解消や生産性向上のために、DXやAIの導入が重要な課題となっています。製造業における労働環境の改善は、今後も重要なテーマとして取り組むべき課題です。

引用:【キャディ製造業働き方調査】製造業従事者の7割超が「毎日出社」も(略)
提供企業:キャディ株式会社