情報収集にはSNSを利用が28%!インフルエンサーよりも一般レビューが重要視されている?
【2024年オンライン消費者実態調査】オンラインショッピングの際の情報収集、SNSを利用が28%-3

オンラインショッピングで、情報を収集してから購入することが当たり前になりました。
その中でも、SNSを活用する傾向が高まっています。

本記事では、キャプテラ(Capterra)が公開したオンラインショッピングの際の情報収集におけるSNSの利用状況と、それに基づくマーケティング戦略についてご紹介します!

 

28%がSNSで情報収集!一般ユーザーのレビューが重要視されている

オンラインショッピングの際、日本のネットユーザーの28%がSNSを利用して情報収集を行っています。
【2024年オンライン消費者実態調査】オンラインショッピングの際の情報収集、SNSを利用が28%-1
特に若い世代ほどSNSの利用が多く、InstagramやTikTokなどのソーシャルメディアを活用する傾向が強まっています。このトレンドにより、企業にとってSNSでの情報提供やマーケティングの強化がますます重要となってきます。

また、「普段、新しい商品やサービスを購入するときには、どのオンライン上のチャネルから情報収集を始めますか?」という質問にはこのような回答が。

  • 検索エンジン(70%)
  • レビューサイト(37%)
  • SNS(28%)
  • 小売業者の自社サイト(27%)
  • マーケットプレイス(17%)
  • 掲示板・フォーラム(12%)
  • リコマースサイト(10%)
  • エンタメ・個人ブログ(10%)
  • 百貨店サイト(9%)

このデータから、SNSが情報収集の重要な手段として位置づけられていることがわかります。

YouTubeが67%と最も利用されている

ネットショッピングの情報収集に最も利用されるSNSはYouTubeです。
67%のユーザーがYouTubeを利用し、次いでX(Twitter)が60%、Instagramが58%となっています。
動画コンテンツを活用した商品やサービスの紹介が、オンライン消費者にとって魅力的な情報源となっていることが示されています。

 

 

SNS利用の目的

オンライン消費者がSNSを利用する主な目的は以下の通りです。
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  • 商品検索(68%)
  • レビュー検索(55%)
  • セール情報検索(52%)
  • 購入手続きが容易(36%)
  • 新ブランドの発見(30%)
  • 商品について話し合う(23%)
  • ニッチブランドの発掘(22%)
  • ブランドと関わり合う(22%)

これらのデータから、企業はSNSを活用して商品の情報提供やキャンペーンを効率的に行うことが求められます。

 

40%がインフルエンサーは信頼してない

SNSのインフルエンサーよりも一般ユーザーのレビューが信頼される傾向があります。
【2024年オンライン消費者実態調査】オンラインショッピングの際の情報収集、SNSを利用が28%-3
42%の消費者がインフルエンサーのレビューをあまり信頼していないと回答しており、一般ユーザーのリアルな意見に価値があると認識されています。

 

ユーザーは「広告が多すぎる」と感じている

キャプテラ(Capterra)の調査では、「SNS上の広告は多すぎる」と感じている人が82%もいることが判明しています。
【2024年オンライン消費者実態調査】オンラインショッピングの際の情報収集、SNSを利用が28%-4
消費者は自分が興味のある商品の広告やオファー情報を受け取ることには抵抗が少ないですが、全体の34%はSNS上で企業と関わりたくないと回答しています。
しかし、企業は消費者が許容する範囲内での広告や情報提供を行うことが重要です。
SNSを活用した情報提供とマーケティング戦略を強化し、消費者の信頼を得ることで、オンラインショッピングの成功につなげることができます。

 

まとめ

オンラインショッピングの際、28%のユーザーがSNSを利用して情報収集を行い、特に若い世代でその利用が増加しています。
YouTubeやX(Twitter)、Instagramが主要な情報源となり、商品の検索やレビュー、セール情報の収集に活用されています。
一般ユーザーのレビューが信頼される一方で、SNS広告は興味のある商品に限り受け入れられる傾向があります。
企業はSNSを通じた情報提供と消費者との適切な関わりを重視することで、オンラインショッピングの成功の近道になるかもしれませんね。

 
参照:【2024年オンライン消費者実態調査】オンラインショッピングの際の情報収集、SNSを利用が28%
提供企業:キャプテラ(Capterra)