ECのデザインってどうしてる?9割がテンプレを使用していると回答

ECサイト構築において、多くの企業がカートシステムを利用しています。
また、商品のページ作成時にテンプレートを活用する企業が9割以上にのぼります。しかし、テンプレートには「自社特有のカラーを出せない」などの課題もあります。
本記事では、株式会社フルバランスが実施した調査から分かった、テンプレートの活用状況やその課題、カスタマイズのメリットについてご紹介します!


 

約40%がECでテンプレート利用?サイト構築の実情

ECサイトの商品ページ作成方法に関する調査では、「一部テンプレートをカスタマイズして作成」が52.3%で最も多く、「テンプレートをそのまま活用」が40.5%、「フルカスタマイズで作成」が5.4%という結果が得られました。

テンプレートを利用する主な理由としては、「Webデザインやプログラミングの知識が不足している」が61.2%、「サイト構築にかけるコストを削減したい」が49.5%、「開発時間を短縮し、他の業務にリソースを割きたい」が49.5%といった回答が上位に挙げられました。

 

「自社特有のカラーを出すことが課題」と答えた企業が多数

テンプレートを利用する際の課題としては、「自社特有のカラーを出すこと」が58.3%、「セキュリティへの不安」が42.7%、「競合他社との差別化」が40.8%といった点が指摘されています。

また、テンプレートのデザインが古くなりやすいことや、モバイルデバイスへの対応が不十分なことも課題とされています。

 

悪いことばかりじゃない!テンプレカスタマイズで様々なメリットも

テンプレートをカスタマイズすることで得られるメリットには、「ユーザーのニーズに合わせた機能を提供」が52.4%、「デバイスごとのユーザビリティ」が47.6%、「マーケティング面での改善(SEO改善など)」が37.9%といった点があります。

さらに、セキュリティの向上や販促キャンペーンの効果改善なども挙げられています。自由回答では、「自社の特徴を全面に出せる」「販売増加」といった具体的なメリットも報告されています。

 

外部発注はコストの壁が高い

一方で、制作会社などの外部に発注する場合の課題として、「SEO対策が不十分」が53.8%、「サイトデザインの定期的なアップデートが困難」が53.8%、「コストが高い」が43.6%といった点が挙げられています。

コミュニケーションコストや期待した機能が実装されていないと感じるケースもあり、外部発注には慎重な検討が必要ですね。

 

まとめ

ECサイトの商品ページ作成において、テンプレートを活用することは効率的であり、多くの企業にとって有用です。
しかし、自社特有のカラーを出すことやセキュリティ、差別化といった課題も存在します。これらの課題を克服するためには、テンプレートのカスタマイズが有効であり、その結果として得られる多くのメリットがあります。
また、外部発注は、SEO対策や定期的なデザイン更新の問題などが存在し慎重な検討が必要です。企業は自社の状況に合わせて最適な方法を選択することが重要と言えるでしょう。

引用:ECサイトを構築するカートシステム全般〜(略)
提供企業:株式会社フルバランス